
まずは「身体のどこが疲労しているか」ということを考えていきます。
1:頭脳系の疲労 原因と対処法
頭脳系の疲労は「首から上」に出てきます。
症状としては「頭痛」「肩こり」「首コリ」「目の疲れ」「めまい」などの症状として出てきます。
原因は主に「睡眠不足」「考えすぎ」「心配しすぎ」「お金の悩み」などです。
この場合の対処法としてベストなのは「よく寝る」ことですが、そもそも頭脳系の緊張が強いとよく眠ることが出来ません。
そこで「眠りを深く」するためにできるのが
「後頭部と手首をゆるめる」
というテクニックです。
後頭部は全身の緊張を表す急所ですので、後頭部を温めることで、緩めるだけでぐっすり寝られる方が多いです。
何年も眠れなかった高齢の女性が一発で眠れるようになったこともありました。
というわけで、まずは「後頭部をゆるめる方法」です。
後頭部をゆるめる方法
- スポーツタオルを4つ折りにして水に濡らす→よく絞る
- 電子レンジ(600w)で90秒温める
- ビニール袋などに入れて、後頭部を温める
- タオルが冷めるまで後頭部に当てる(5分程度)
- タオルが冷えたら、もう一度レンジで温める
- 冷めるまで後頭部を温める
- 以下、温→冷→温→冷を繰り返す
この方法で後頭部が緩んでくると、頭がふわーっとゆるんできて、とても全身が気持ちよくなってきて、自然と眠気が出てきます。
この「蒸しタオル法」で頭蓋骨をゆるめてから眠ることで、グッと深い睡眠をとることが出来ると、自然と疲労も回復してきます。
手首を緩める方法
手首を緩めるには、軽く手をぶらぶらと降ってあげるだけでOKです。
「縦に振る」「横に振る」を繰り返すと、自然に手首も緩み、頭が楽になってきます。
精神的に我慢していたりストレスを抱えている方は慢性的に手首が硬くなっていることがあるので、よくよくほぐしてあげてくださいね。
それから、「足湯」ならぬ「手湯」で手首をゆるめることも効果があります。
桶などにお湯を溜めて、温めてみてください。
2:消化器系の疲労 原因と対処法
消化器系の疲労は、お腹まわりに出てきます。
症状としては「お腹がヘロヘロな感じ」「逆にパンパンな感じ」「気合が入らない」「ガッツが足りない」という感じになりがち。
こういうときは「食べ過ぎ」が主な原因になっていることが多いです。
もしくは言いたいことを「溜めすぎ」ということもあります。
対処法
対処法はシンプルに「減食」「断食」、それから「言いたいこと」を自覚する、できれば表現してみる、というのがよいです。
3:腎臓系の疲労 原因と対処法
腎臓系の疲労は、脚周りに出やすいです。
症状としては「立っているのがシンドイ」とか「全体的にダルイ」など。
感情的には「やたら不安になる」「なんだかソワソワする」「小さなことにビックリしてしまう」などがあります。
原因としては「睡眠不足」「塩分不足」「セックスやマスターベーション過多」などが考えられます。
対処法
なので対処法としては「よく寝ること」「ミネラルをたっぷり含む塩をよく摂取すること」などがあります。(塩に関しては、また他の記事で詳しく書いていきます)
性に関しては男性はマスタベーションを控えること。女性は丁寧なマスターベーションを行うことなどを推奨しています。
アダルトビデオのようなセックスは男女ともに腎のエネルギーを消耗しますので控えたほうがよいでしょう。
4:肝臓系の疲労 原因と対処法
肝臓系の疲労は「全身のだるさ」や、主に感情系に表れやすいです。
とくに「イライラする」「焦る」「気がのぼる」ような症状になりやすいです。
肝臓系の疲労の原因としては「目の疲れ」「怒りの蓄積」「睡眠不足」「アルコール」「砂糖の摂りすぎ」「自律神経の乱れ」などが挙げられます。
対処法
肝臓は上記「蒸しタオル法」でしっかり血流改善をしてあげるとよいでしょう。
5:呼吸器系の疲労 原因と対処法
呼吸器系の疲労は「なんだか疲れる」にはじまり「消えたい」「なくなりたい」というような症状をもたらします。
また肩甲骨系の肩こりが出たりします。
肩甲骨系の肩こりは、また上記の「頭脳系」と違うので、詳しくは他の記事で書いていきますね。
呼吸器系の疲労の原因としては「感情をガマンしている」「睡眠不足」「悲しいできごとがあった」などがあります。
対処法
対処法としては「よく眠ること」「胸式呼吸をすること」「悲しみをおしゃべりなどで発散させること」が挙げられます。
体操としては肩甲骨をよくゆるめてあげるとよいでしょう。
疲労回復の基本の「き」
色々書きましたが、疲労回復においてもっとも大切なことを書いておきます。
それは
「睡眠をしっかりとる」
「食べ過ぎない」
当たり前ですが、これが基本の「き」になります。
それから極意は「本音で生きること」。
「偽りの自分」で生きていると、どうしても無駄に気を遣うぶんエネルギーを消耗してしまいます。
本音で生きることは極意すぎてすぐにはできないかもしれませんが、「ウソ」をついて生きている以上、無駄にエネルギーをロスしてしまいます。
疲労回復は一時的なものだけでなく根本改善も考えていく必要があります。
ぜひそのことを覚えておいてください。