得意なこと、好きなことで起業してみたものの

・友達に正規の料金を請求できない
・相場より安くしないと販売できない
という女性起業家の方は多いものです。
しかし、このような「お金のメンタルブロック」があると、それは現実の売り上げに直結してきます。
なぜなら「現実」は「内面のあり方」が直接的に反映されたものだからです。
というわけで本日は
「お金のブロックを外すためのシンプルな考え方」
についてお話いたします。
なぜ、「お金のメンタルブロック」が発生するのか
まずは「お金のブロック」が発生する原因についてみていきましょう。
1:「お金」に対しての「見方」「とらえ方」がズレている
お金に対しての「見方」がズレてしまっているとき、「お金のメンタルブロック」が発生します。
たとえば
「お金は悪いもの」
「お金があると不幸になる」
「お金をたくさん持っているのは悪い人」
「高額なものほど詐欺が多い」
「お金は汚いもの」
という「とらえ方」をしていると、「お金をいただく」ことに抵抗が出てきます。
この「潜在的な見方」「とらえ方」に関しては
「お金とは…」
「お金は…」
「私にとってお金とは…」
という文章を20ほど書いてみると、お金に対する潜在的な意識が明らかになってきます。
2:商品やサービスに自信がない
「お金そのもの」というよりは、「じぶん自身」「商品やサービス」に自信がない、というケースも散見されます。
これはたいてい、「他と比べてしまう発想」からきていることが多いです。

・師匠よりは安い値段にしないと
・20年やっている人が〇〇円だから、1年目の私はそれ以上はいただけない…
などなど「相対的な価値」で考えてしまって、「きちんとお金をいただけない」ことがあります。
また根本的に「じぶんに自信がない」という場合もあります。
3:お金に対するこだわりが強い
心理学的には「こだわり」が強い人ほど、強い抵抗を示すものです。
たとえば「絶対に前に立ちたくない」「目立つのはイヤ!」とやたら抵抗する人は、「本当は目立ちたい」という心を強く持っています。
同様に
「お金のためにやってるんじゃない」
ということを強調する人は、逆にお金に対するこだわりが強いのです。
その裏には
「がめついと思われたくない」とか
「お金に汚いと思われたくない」とか
「ピュアな気持ちでやっていると思われたい」
などの気持ちがあります。
このあたりの気持ちが「お金のメンタルブロック」につながっているケースもあります。
では一体どうしたら「お金のメンタルブロック」を外して、さらに豊かになっていけるのでしょうか?
「お金のメンタルブロック」を外していく方法
1:お金に対しての「見方」を変えていく
まずはお金に対して「良いものである」というとらえ方に変えていきます。
「お金は家族の生活を豊かにしてくれる」
「お金のおかげで社会が循環している」
「お金があるから、誰かをサポートしてあげられる」
「お金は感謝を表すもの」
「お金は選択肢を増やしてくれるもの」
などなど、どんな「とらえ方」「見方」でも構いませんので「お金はポジティブなもの」という考え方をハラ落ちさせていきます。
そのためには、たとえば上記のフレーズを実際に口にしてみて身体に違和感がないかを確認します。
胸が苦しくなったり、頭が窮屈になったり、肩に力が入る場合は潜在的に抵抗が残っています。
呼吸法や瞑想、座禅、ヨガ、気功などご自身の知っている方法で身体の抵抗をリリースしていってください。
そういったものをご存じない方は、手前みそですがこちらを参考にされてください。
2:他と比べない発想を育てていく
代金や料金、値段というのは、あくまで「提供者とお客さん」の間で決まるものです。
ですから一度、「世間」という見方をやめてみることで、お金のブロックは徐々に弱まってきます。
もっとも大切なポイントは「お客さんが納得するかどうか」です。
ぶっちゃけ、お客さんが納得するのなら金額はいくらでもよいのです。
逆にどんなに安くしたつもりでも満足していただけなければ意味はありません。
それでも心配な方は信用のできる知り合いに「いくらくらいなら安いと思う?」と聞いてみるのもありでしょう。
いずれにせよ
価値>価格
になっているかどうかだけをシンプルに考えるとよいでしょう。
3:相手のサイフを心配しない
HSPの方や相手の感情を強く感じる方、相手の気持ちを察するコミュニケーションをする方は勝手に相手の「お財布の心配」をしてしまい、言われてもいないのに値下げしてしまうケースがあります。
しかし
「知り合いだから値下げしてくれると思っているだろう」
「安いから来ているんだろう」
「安い方がありがたいと思っているんだろう」
などの「推測」はある意味「失礼」とも言えます。
なぜならお客さんは
「高級なサービスを受けたい」かもしれないし
「友達だからこそ正規料金を払いたい」かもしれないし、
「安さではなくて、効果や効能を求めている」かもしれないからです。
「知り合いだから値下げしてくれると思っているだろう」
「安いから来ているんだろう」
「安い方がありがたいと思っているんだろう」
という「推測」は、じぶん自身の考え方の投影です。
「友達だから安くしてくれるんじゃないか」
「1円でも安くしてほしい」
「とりあえず安い方を選ぶ」
というような発想に陥っていないか、じぶんの脳内をチェックしてみる必要があります。
4:根本的な自信を育てる
なかなか「根本的な自信」をつけるのには時間がかかるものですが、ここに取り組まない限りは同じ問題が何度でも発生してしまいます。
「自信をつける方法」についてはコチラにまとめましたので、よかったらご覧ください↓
5:ロールプレイングで”練習”する
「お金のブロック」というのは、「思考の習慣」のひとつです。
つまり「クセ」です。
クセを治すには「正しいあり方ややり方を繰り返し心身に刷り込む」ことが有効です。
たとえば「字のクセ」を直すには、何度も「正しい書き方」を繰り返すことが大切です。
「箸の持ち方」を直すには、何度も「正しい持ち方」を指に教え込む必要があります。
同じように「お金のブロック」という「考え方のクセ」を直すには、何度も「お金に対するポジティブな考え方」を刷り込む必要があります。
そのために有効なのが
ロールプレイング
です。
たとえば現在の値段が5000円だけれども、本当は10000円にしたいというときは
「実際に1万円をもらう練習」
をします。
客「いくらですか?」
私「い、1万円です」
客「はい、1万円」
私「お預かりします」
というやり取りを、「からだの反射」がなくなるまで何度も繰り返します。
はじめは「うっ」と呼吸が詰まりますが、だんだんと「慣れ」てきます。
それこそが「潜在意識が変わった」瞬間なのです。
この方法はイメージトレーニングでも効果があるのですが、やはり実際にやった方が効果は高いです。
以上「お金のメンタルブロックを外す方法」についてまとめてみましたが、いかがだったでしょうか?
ぜひ取り組みやすそうなものから実践してみてくださいね!
1:お金に対しての「見方」を変えていく
2:他と比べない発想を育てていく
3:相手のサイフを心配しない
4:根本的な自信を育てる
5:ロールプレイングで練習する