月商30万円を超えて会社からも夫からも「自立」するためには、いろいろな取り組みをしてく必要があります。
しかし「行動」していく前に、まずすべきことがあります。
それは「意識を整える」ということです。
「意識を整える」とは

意識を整えるというのは、言い換えれば「そうなる」と決めるということです。
この「潜在意識での決断」がない限りは、行動に制限が出てしまいます。
人間というのは面白いもので「決めていない」状態だと、ちゃんと「結果の出ない」行動を取ってしまうものです。
これは小学校の体育で跳び箱を思い出すと分かりやすいです。
跳び箱というのは「跳べる!」という気が通らないと、どうしても跳べないのです。
跳び箱が苦手な子というのは、そもそもはじめから跳び箱を超える「気」が出ていません。
「意識」として跳び箱に「乗る」イメージで走り出しているのです。
「たぶん跳べないだろう」という気持ちで走り出し、「とりあえずジャンプ」してみて、やはり跳び越えられず跳び箱に乗ってしまい、「やっぱり跳べなかった」という結論になる。
これは見事に「仮説を証明している」と言えますが、月商30万円稼ぐというのも、まったく同じことなのです。
「月商30万円を超える」と決める
つまり
「月商30万円なんて無理だろう」「せいぜい5,6万がいいところだ」と思い「とりあえず経営」をして、実際に「売り上げが10万未満」になり「ほらやっぱり無理だった」と納得する
というサイクルを繰り返していることになります。
これは非常に不毛ですよね。
ですから、現状で売り上げが10万円前後の方は、まずは
「月商30万円を超える」
と決めることが大切なのです。
ちゃんと「決める」と、自然と行動様式が変わってきます。
そして行動が変われば、結果も変わってきます。
しかし、

「それができなくて困っているのに」
「どうやったら”決める”ことができるの?」
と思われる方が多いと思うので、そのあたりを詳しく解説していきます。
コンフォートゾーンと心理的抵抗
コンフォートゾーンというのはコーチングなどで使う概念ですが、
「いちばん自分が”楽”でいられるあり方」
です。
もっとカンタンに言えば、
「私ならだいたいこれくらい」
というセルフイメージと言えます。

それでコンフォートゾーンから外れると、人は違和感を覚えて行動し始めます。
たとえば体重50kgがコンフォートゾーンの人は、45㎏になったら自然と体重を増やそうとするし、60kgになったら自然と体重を落とそうとします。
これはテストの点数や貯金の金額、健康状態、幸不幸などにも当てはまります。
これをホメオスタシス(現状維持機能)と言います。
ということは、月商10万円未満がコンフォートゾーンになっている人は、「努力」をしているつもりでも、「つい」「なんとなく」「なんか知らんけど」月商10万円未満を保ってしまうのです。
つまり、たまに月商20万近くになると「違和感」を感じてモチベーションが下がったり、変な行動をしたりして月商を下げようとしてしまうのです。
これを「心理的抵抗」と呼びます。

なぜ「心理的抵抗」が生まれてしまうのか
これは一種の「催眠」が原因であると言えます。
ここでいう「催眠」とは、いわゆる狭義の催眠術のことではなく、広義の「教育」や「洗脳」「しつけ」などのことです。
私たちは人生でいろいろ経験するなかで
「〇〇は××なんだ」
「〇〇なときは、こうすべきなんだ」
「✕✕には、△△してはいけないんだ」
などの「思い込み」「ビリーフ」「信念」を潜在意識にプログラミングしていきます。
そして、このプログラムに反する出来事が起こった時に「心理的抵抗」が発生します。
たとえば、「私はお金には縁がない」とプログラミングしてある人が大金を手にすると、つい散財してしまうことがありますが、これなどは「心理的抵抗」が現れた良い例と言えます。
「悪銭身につかず」という諺は、「お金の心理的抵抗」について的確に表現していると言えるでしょう。
心理的抵抗を外して、コンフォートゾーンを最適化する
ということは逆に言えば、「心理的抵抗(催眠、洗脳、教育)」を外してやればコンフォートゾーンが「天然(素)の状態」になり、「努力」しなくとも満足できる結果がついてくるということです。
そしてこの「心理的抵抗を外しコンフォートゾーンを天然(素)の状態にする」ということこそが
「決める」
ということなのです。
では、どのようにしたら「心理的抵抗」を外すことができるのでしょうか?
心理的抵抗を外す その1 心理的抵抗に「気づき、認める」
まずは月商30万円を稼いでいることをリアルにイメージしてください。
月商30万のとき、どのような働き方をしていますか?
お客さんはどんなペースでやってきますか?
生活は具体的にどんな部分が変化しますか?
何が買えるようになりますか?
貯金の金額はどうなりますか?
そしてイメージしたときにどんな感情になるかを正直に感じてみてください。
おそらく「嬉しい」という気持ちと同時に「怖い」という感情が生まれてきているはずです。
そんなに自由になるのは怖い
そんな素敵な生活になるのは怖い
そんなに稼ぐのは怖い
そんなに幸せになるのは怖い
というような恐怖です。
もし「恐怖」がないのなら、「すでに月商30万円」を達成しているはずなので、ほぼ100%「恐怖」があるはずです。
そして「決める」の第一歩は、まずこの「恐怖(心理的抵抗)がある」ということに気づき、認めることです。
つまり
「怖いから、そうならないように、自分で”安心できる”結果を作っていた」
という事実に気が付くことです。
チョット厳しい言い方をすれば「楽な」「いつもの自分から変わらなくていい」「チャレンジのない」選択をしてしまっていたことに気が付く、ということです。
いずれにせよ、「偶然ではなく、自分が結果を作りだしていた」ということに気づくことが変革の第一歩となります。
また、まれに「月商30万円がまったくイメージ・想像できない」という方もいらっしゃいますが、かなり強い催眠がかかっています。
まずはそれを外していくことが大切ですが、記事が長くなってしまうので、また別の機会に解説していきますね。
心理的抵抗を外す その2 観察と呼吸で「ゼロ化」する
統合言語コーチング(ILC)では「ゼロ」ということを大事にしていますが、ここでも「ゼロ(無)」が重要になってきます。
つまり「月商30万円」に対して心理的抵抗を感じていたのを、まずは「フラット」に感じられるようにします。
そのためには「身体の不要な反射」を外していきます。
「身体の不要な反射」を外すためには、様々なテクニックがありますが、効果が高いのは「観察と呼吸」です。
「今そうなっていることを認め、心地よく呼吸していく」
たったこれだけで、徐々に心理的抵抗がゼロ化されていきます。
それでも難しい方は、以下の2つの記事とYouTubeを参考にされてください、
心理的抵抗を外す その3 プラスの感情を乗せていく
月商30万円という状況に抵抗がなくなってきたら、次は「ポジティブな感情と感覚」をイメージに乗せていきます。
月商30万のとき、どのような働き方をしていますか?
お客さんはどんなペースでやってきますか?
生活は具体的にどんな部分が変化しますか?
何が買えるようになりますか?
貯金の金額はどうなりますか?
この質問を再びしてみて、「その状況になったらどんな感情になるか」をありありとイメージしていきます。
イメージする際には「横隔膜」の反応をリンクさせていきます。

カンタンに言えば「お腹」「ハラ」ですね。
「お腹が反応する感じ」
「ワクワクする感じ」
「ドキドキする感じ」
「ハラがグッとくる感じ」
など表現は色々ありますが「ハラが反応する感覚」を掴み、その感覚と「月商30万円のライフスタイル」をリンクさせていきます。
感情的には「そうなれたら、めっちゃ嬉しい&そうなれそう!」という状態に持っていきます。
またこのワークをする際には「他者・社会」との関係性が重要になってきますので、
「誰が喜んでくれたら嬉しいか」
ということを臨場感を持ってイメージしてみるとよいでしょう。
以上のようなワークを続けていくと、徐々にコンフォートゾーンが「本来のあなたに見合ったもの=心から満足できるもの」に戻っていきます。
ぜひぜひ心理的抵抗を外す3つのステップを実践してみてくださいね♪
・月商30万のためには行動の前に「意識を整えること」
・意識を整える=決める
=心理的抵抗を外しコンフォートゾーンを天然(素)の状態に(最適化)する
心理的抵抗を外す3つのステップ
1:心理的抵抗に気づき、認める
2:観察と呼吸でゼロ化する
3:プラスの感情を乗せていく