ママ起業、主婦起業においては「時間の使い方」が非常にポイントになってきます。
ママ・主婦はいつでも忙しいです。
そんななかで大変な「起業」ということにチャレンジしていくわけですから、どうしても
「時間の使い方」
を工夫する必要が出てきます。
というわけで本日は、
「ママ起業、主婦起業のためのハイパー時間術」
というテーマでお送りします。

ママ起業、主婦起業のためのハイパー時間術
物理的に動ける時間を算出する
まずは事業のためにどのくらいの時間を割けるのか、ということを試算していきます。
子供が幼稚園の場合、フリータイムは9時~14時くらいでしょうか。
保育園なら8時~16時、小学校だともう少し時間があるかもしれません。
しかし、家に子供がいなくとも、やらなければいけないことがたくさんあります。
掃除、買い物、洗濯、ご飯の下準備…
それからトイレットペーパーや洗剤を補充するなど、いわゆる「名もなき家事」も、大量の時間を使います。
それらを踏まえたうえで、「いったい実働で1日どれくらい動けるのか」ということを試算していきましょう。
これをしないで先に「やるべきこと」を書き出すと、本当にパンクしてしまいます。
ですからまずは「実際に動ける時間」を計算しておくことが重要です。
そして、その時間以上には「やるべきこと」を詰め込まないようにする。
そうしないと「やるべきリスト」がどんどん溜まってしまいストレスになるばかりか「またできなかった…」と自分を責めることになりかねません。

やることをシャープに絞る
時間の少ないママ起業・主婦起業ですから、なるべくやることをシャープにコンパクトにしておきたいところです。
現在はビジネスに使えるツールが氾濫していますから、どれを使っていいかわからず、つい闇雲に流行りのものに手を出してしまいがちです。
しかし、YouTubeにTwitter、メルマガにLINE公式アカウント、tiktokにフェイスブック、Instagram、Spotifyと色々と手を出しすぎると、すべてが中途半端になってしまいます。
ここは2,3の得意なツール、じぶんの才能が生かせるツール、反応の出やすいツールに絞って、そこに注力していきましょう。
注力したSNSを軌道に乗せるのは、それほど難しいことではありません。
つい片手間でSNSをやって「反応がない」とショックを受ける方が多いですが、
「片手間では無理だけど、ちゃんと向き合って行動すれば結果が出るのがSNS」
でもあります。
SNSの詳しい解説については、今後の記事で解説していきますが、ここではまず、
「ビジネスとして使うSNSを絞り込む」
ということを覚えておいてください。
夫の力を最大限に活かす
ママ起業、主婦起業にとって「夫の協力」は非常に重要になってきます。
しかし、なかなか「夫の協力」は得られないことが多いです。
場合によっては協力どころか拒否、邪魔、抵抗されることもあります。
ここは夫の協力度合いによって順番に見ていきましょう。
夫がそれなりに協力してくれる気がある場合
夫がそれなりに協力してくれる場合は、最大限の利用をしたいところです。
ポイントとしては、「夫」と思わずにビジネスパートナーとして依頼をすること。
つまり何かをサポートしてもらいたいときに、「言葉にして」伝えることです。
一般的に男性には「わかってあげる」という感性がありません。
なので「起業を成功させるために、こういうサポートをしてほしい」と言語化して伝えるのが効果的です。
きっちり依頼し、やってくれたことに対して喜び感謝をすると、男性としては「愛しい!もっと協力したい!」という気持ちになります。
ぜひ夫の気持ちをスラスラと操作し、さらに有効に時間を生み出してください!
夫があまり乗り気でない、協力してくれそうにない場合
この場合はまず、「夫の気持ち」に寄り添っていきます。
これまでの関係性がよくないと「なんで私が寄り添わないといけないの!」と不満を感じるかもしれませんが、これも起業を成功させるためのステップの1つとお考え下さい。
ここで夫の気持ちを動かすことができれば、お客さんの心も動かすことができます。
そんな練習ととらえて「夫の気持ちに寄り添う」をやってみてください。
夫の気持ちに寄り添う その1 呼吸を合わせる
実はこれはコーチングやカウンセリングの極意でもあるのですが、もちろん夫婦関係においても使えます。
日頃から関係の良くないご夫婦は、文字通り「息が合っ」ていません。
それを物理的に合わせていきます。
具体的には会話する最中に呼吸を夫に合わせていきます。
肩や胸、お腹、背中などをボーっと見ていると、どんなタイミングでどんな呼吸をしているかが見えてきます。
そうしたら、その呼吸に合わせてこちらも呼吸をしていきます。
もしあまり会話がないのなら、ソファでテレビを見ている夫を後ろから観察し、その呼吸に合わせていくのでもOKです。
そうやって物理的に呼吸を合わせていくと不思議なことにお互いがリラックスしていきます。
やる前は「本当にそんなことで?」と信じられないかもしれませんが、実際にやってみるとその効果に驚かれるはずです。
夫の気持ちに寄り添う その2 場所を変わってみる
これはカウンセリングでも使う技法なのですが、「実際に場所を変わって夫になりきって、じぶんに話しかけてみる」という方法です。
具体的には「一人二役」で「夫役」と「じぶん役」で会話を繰り返します。
ポイントとしては「自分の役」のときに「夫」に対して
「本当はどう考えているの?」
「あなたがいちばん恐れていることは何?」
という質問を投げかけることです。
たったこれだけなのですが、夫の気持ちがわかることが多いです。
妻の起業を「邪魔」する夫というのは、基本的には「邪魔」をするつもりはありません。
それよりも「怖い」という感情が大きいのです。
「じぶんより活躍するのが怖い」
「キラキラして、どこかへ行ってしまうのが怖い」
「育児が適当になるのが怖い」
「食事がおざなりになるのが怖い」
など「恐怖」にとらわれてしまっていると「妻の起業」を”無意識に”邪魔してしまうことになるのです。
だからこそ「夫の気持ちに寄り添い、その恐怖を解消してあげる」必要があるのです。
夫の気持ちに寄り添う その3 夫のメリットを話す
夫の不安が解消されたら、次は「自分が起業することによる夫のメリット」を考えます。
たとえば、
「もっとお小遣いを増やしてあげられる」とか
「趣味の〇〇に使ってもよい」とか
「そんなに嬉しいことがあるなら協力しようかな」と思えるような提案をしていきます。
ここでの交渉は、今後ブログを書いたりチラシを書いたりするときに非常に役立ちます。
なぜなら起業とは「お客さんのメリット」のために行うからです。
上記を参考にアクションしてみて「夫の協力を取り付ける」ことは、ママ起業、主婦起業にとってとても大切です。
ただでさえ時間のないママ起業、主婦起業なのに夫の目を気にしながら活動しているようでは、どうにも時間が足りなくなってしまいます。
またSNSやHPでも名前や顔出しができないと圧倒的に不利になるため、家族の協力を取り付けておくのは基本になってきます。
また、今回書いた方法の「夫」の部分は、そのまま「子ども」に置き換えることができます。
子どもに息を合わせ、不安を解消し、メリットを話してあげれば、きっと子ども納得してくれます。
ただ子どもに背中を向けてビジネスに集中するのではなく、家族に気持ちよく応援されてこそ、時間をスムーズに使うことができます。
子どもが納得した上で家事の手伝いをしてくれれば、子どもにも責任が生まれ自立が進みます。
ぜひ上記方法をお試しください(^O^)
1:物理的に動ける時間を算出する
2:やることをシャープに絞る
3:夫や家族の協力を取り付ける